改訂 明智光秀(布袋書房)
前回に記述できなかった寛永寺の家康御文、「松のさかえ」の詳細が、斉藤信勝師の書物によって明らかになりました。ずっと気にしていたところですので、今回引用させていただきました。三代将軍家光が家康の子供で、斎藤お福が乳母でなく実母であることがお分かりになったと思います。
「明智光秀」の残部も少なくなりましたので、誤植部分の訂正もかねて改定版として再刊いたしました。表紙には光秀公が高島四十八体仏から移し、現在坂本の慈眼寺で桓武天皇、徳川家康公、天海僧都などの墓塔を見守っている仏像群を用いました。私の思い入れです。